抗生剤投与のルール
High CALI施行例①(造影剤を用いた透視画像の確認)
- 提供者
- 長谷川真之(湘南鎌倉総合病院)
- 刊行日
- 2021年10月10日
- 時間
- 00:49
- 出典1
- 整形外科サージカルテクニック2021年5号
- 出典2
- 特集「重症開放骨折 究極の初期診療を行い、患者を救え!」
29歳,男性.バイクの単独事故で受傷.
右脛骨骨幹部開放骨折(AO分類 42C3,Gustilo分類ⅢB)の診断.洗浄,デブリドマン,創外固定を受け,受傷13日目に当院に転送.
再デブリドマン後の損傷評価により,下腿遠位内側の皮膚欠損11×8cm,前方と深後方コンパートメントの筋群の損傷,5cmの分節状骨欠損を認めた.
受傷17日目に髄内釘固定と予防目的に1週間のHigh CALIを施行.骨折部の近位と遠位の離れた位置に流入管としてアトムチューブを留置した.脛骨近位の髄内に留置したアトムチューブから造影剤を流し,髄内釘の脇から骨折部まで流れるところを透視画像で確認した.排出管としてNPWTを用いた.
24日目に広背筋皮弁による軟部再建,骨欠損に対してMasquelet法を施行した.
感染を発症することなく経過している.
「整形外科サージカルテクニック2021年5号」次の動画
おすすめ商品
誌面に掲載している
ロック解除キーをご入力ください
バックナンバーには、ロック解除キーではなくIDとPASSが記載されている場合がございます。
その際は、PASSがロック解除キーの代わりになりますので、PASSをご入力ください。