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仙骨骨折に対するTITSスクリュー固定

サムネイル
提供者
北田真平(兵庫県立西宮病院)
刊行日
2021年12月10日
時間
02:15
出典1
整形外科サージカルテクニック2021年6号
出典2
特集「骨折のピンニングと経皮的スクリュー固定 経皮テクニックを極める」

仙骨骨折に対するTITSスクリュー固定

43歳,男性
バイク走行中に乗用車と衝突し受傷した.前医に搬送され,骨盤輪骨折(左恥骨骨折,左仙骨骨折,Young-Burgess分類:側方圧迫型)と診断され,創外固定を施行された.根治的内固定目的に当院に転院となった.
初診時所見:骨盤創外固定を施行された状態であり,ベッド上での疼痛は自制内だった.
画像所見:左恥骨骨折(Nakatani分類:zone1),左仙骨骨折(Denis分類:zone1)
治療方針:麻酔下ストレステストで回旋不安定性を認めたため,内固定を行う方針とした.恥骨はプレート固定を行い,仙骨骨折は経皮的にTITSスクリューを第2仙椎に挿入した.スクリューは,左腸骨を3.5mm径ドリルで開窓し,その後2.4mm K-wireを術中透視側面像のみを参照しながら,「点」になるように挿入した.6.5mm径全ネジ中空スクリューを挿入した.術後のストレステストでは回旋不安定性は消失した.

「整形外科サージカルテクニック2021年6号」次の動画

  • 足部と足関節周囲骨折に対する経皮的K-wire,経皮スクリュー固定の適応と有用性

    02:28
  • シンデスモーシス損傷を伴う足関節果部骨折の治療

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