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シンデスモーシス損傷を伴う足関節果部骨折の治療

サムネイル
提供者
西井幸信(近森病院)
刊行日
2021年12月10日
時間
02:35
出典1
整形外科サージカルテクニック2021年6号
出典2
連載「若手医師のための 経験すべき“領域別”手術講座」

シンデスモーシス損傷を伴う足関節果部骨折(AO分類44-C3)に対する観血的整復術

52歳, 男性
2017年4月に階段の段差で転倒して受傷.右足関節痛があり,起立不能のため家族が救急要請して同日救急搬送されて来院.
初診時所見:右足関節痛とともに著明な腫脹あり.起立不能.
画像所見:腓骨は近位骨幹部から骨幹端に至る骨折あり.腓骨の遠位骨片は後果骨折骨片,距骨とともに後外側に偏位しており,前脛腓間靭帯から骨間膜まで広範囲な断裂を示唆する転位を認める.
治療方針:腓骨骨折を直視下に整復することは困難と判断.腓骨を引き下げて腓骨・距骨・内果の適合性を得るように整復,脛腓間を仮固定して後果骨折をスクリュー固定,脛腓間スクリュー固定を行い,前脛腓靭帯は縫合して修復する方針とした.

「整形外科サージカルテクニック2021年6号」次の動画

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