動画 骨盤輪骨折(左仙骨:AO分類Type B2,Dennis zone 2)に対するTrans-iliac Rod and Screw Fixation
- 提供者
- 矢形幸久(兵庫県災害医療センター)
- 刊行日
- 2022年07月01日
- 時間
- 02:48
- 出典1
- 整形外科Surgical Technique BOOKs 9骨盤骨折 寛骨臼骨折・骨盤輪骨折の手術手技
- 出典2
- 2章10骨盤輪骨折の後方固定③仙骨後方固定
骨盤輪骨折(左仙骨:AO分類 Type B2、Dennis zone 2)に対するTrans-iliac Rod and Screw Fixation
29歳, 女性
2021年11月、落下してきた重量物の下敷きになり受傷、救急搬送となる
初診時所見:腰痛の訴え強く、尿道より出血あり
画像所見: CTで骨盤輪骨折(左仙骨:Dennis zone 2、恥骨結合近傍での両側恥骨骨折、左坐骨骨折)を認める。左仙骨前面に圧壊像、恥骨結合近傍での左恥骨の軽度のオーバーラップを認め、Lateral compression typeと判断した。造影CTでは下部尿道周囲に血管外漏出あり。
治療方針:尿道損傷の診断に至り、膀胱鏡下にカテーテル留置を試みるも断念。膀胱ろう増設。画像初見と尿道損傷の存在から不安定性は強いと判断した。前方固定は感染が危惧されるため待機的にTIRFによる後方固定を行った。
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