06 踵骨骨折A 小侵襲内固定法
J-Dの手術手技の実際
- 提供者
- 佐藤 徹(岡山医療センター)
- 刊行日
- 2021年06月01日
- 時間
- 02:14
- 出典1
- 足部・足関節の外傷 診断・保存的治療・手術
- 出典2
- 整形外科SURGICAL TECHNIQUE BOOKS 8
後関節面( posterior facet)、スタイマンピン、踵骨外壁膨隆、踵立方関節、踵骨体部内反変形
J-Dの手術手技の実際
最初に後関節面を整復後、2本のK-wireで仮固定し、articular blockを作成する。
アキレス腱外側部から4mmスタイマンピンを骨折線の空隙に挿入し、テコのように用いて、後方体部骨片を引き下げ、前方骨片あるいは場合によっては立方骨にスタイマンピンを挿入する。
挙上したarticular blockは前方外壁の皮質骨で支持できれば、4.0mm スクリューで固定する。
前方外壁の皮質骨が粉砕している場合、挙上位保持に1/3円プレートを用いるが、通常は3穴の長さで十分である。
体部外壁の膨隆と内反変形はベーラークランプで整復する。
踵立方関節に骨折線がおよんでいるときは、4.0mmスクリューで固定する。
最後に関節面を固定していたK-wireをスクリューに変更する。
Tongueは陥没骨片に直接スタイマンピンを挿入してコントロールするので整復が容易である。
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