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ドーム状キアリ骨盤骨切り術の手技と工夫

サムネイル
提供者
久米慎一郎(久留米大学医療センター)
刊行日
2022年02月01日
時間
08:35
出典1
整形外科サージカルテクニック2022年1号
出典2
連載「股関節骨切りセミナー 成人に対する寛骨臼側骨切り術」

寛骨臼形成不全股に対するキアリ骨盤骨切り術

46歳,女性
約1年前より左股関節痛を自覚し,徐々に跛行も出現し,疼痛も増強したため,当院紹介受診となる.
初診時所見:軽度跛行を認め,Patric test陽性(再現性あり)であり,関節可動域は屈曲110°,外転35°と比較的保たれていた.
患者背景:未婚者,事務職
画像所見:両股関節正面単純X線像にて左進行期前期の変形性股関節症を認め,AHI(acetabular head index)66%,sharp角50°であった.CT画像では前方の寛骨臼形成不全が強く,骨頭が突出している.
治療方針:関節温存手術及び人工股関節置換術についての長所,短所を十分説明した.術後2~3ヵ月のリハビリテーション期間が確保可能であり,脱臼,感染症を心配され,関節温存手術を選択された.

「整形外科サージカルテクニック2022年1号」次の動画

  • Monitored Hand Surgery(MHS)を行うための超音波ガイド下神経ブロック

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