膝複合靱帯損傷のPLC一次修復術について
- 提供者
- 木村由佳(弘前大学)
- 刊行日
- 2022年12月10日
- 時間
- 03:42
- 出典1
- 整形外科 SURGICAL TECHNIQUE(整形外科サージカルテクニック)2022年6号
- 出典2
- 特集「重度膝複合靱帯損傷の治療 いつ・何をすべきかを考える」
複合靱帯損傷に合併したPLC損傷の一次修復術
62歳,男性
渓流釣りに行き,沢へ約20メートル滑落して受傷.受傷から5日後に救出され,前医へ搬送された.複合靱帯損傷と診断され受傷から8日後に当科紹介となった.
初診時所見:膝関節は腫脹を認め,著明な内外反不安定性と後方不安定性を認めた.外旋反張テストとダイアルテストは陽性であった.神経血管損傷は認めなかった.
画像所見:X線では骨傷を認めず,gravity sag viewでは脛骨は健側に比較して後方位であった.MRIではMCL大腿骨側で高信号を認め,PCLの脛骨側,LCLの腓骨等側で途絶していた.
治療方針:受傷から8日後に関節外の内側・外側支持機構の一次修復を行うこととした.
「整形外科 SURGICAL TECHNIQUE(整形外科サージカルテクニック)2022年6号」次の動画
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