【第1特集】
一次予防・二次予防・三次予防のここがカギ!
年代別ウィズコロナ/ポストコロナ期の保健指導
新型コロナウイルス感染症は5類となり、リモートワークが定着する一方で従来のオフィスワークが復活するなど、働き方はさらに多様化しています。働く人々の生活様式も変化し、健康状態に影響を及ぼしてきています。こうした状況に対応して保指導をリモートで行うことや、指導方法や内容への工夫が求められています。本特集ではポストコロナ期に活かせる年代別の保健指導のポイントを執筆いただきました。みなさまの保健指導に役立てていただき、働く人々の健康保持増進につながることを願っています。
プランナー 畑中 純子(静岡県立大学)
■20代への一次予防:生活習慣が乱れている人への支援
疋田 里奈(社会福祉法人 聖隷福祉事業団)
■30代への二次予防:体重増加/メタボリックシンドローム対策のための支援
佐々木 理恵(ジヤトコ株式会社)
■40代への二次予防:治療開始検討時期にある人への支援
望月 友美子(三菱電機株式会社)
■50・60代への三次予防:治療中・通院中の人への継続支援/再受診支援
帆苅 なおみ(サンデン株式会社)
【第2特集】
日々の業務に実はとても役立つ
産業保健スタッフのための経営学
自分の専門性を高めるために知識の間口を広げたいと考えている産業保健スタッフには「越境学習」が不可欠です。産業看護職が比較的越境しやすい領域として「経営学」があります。本特集では経営学の代表的な概念を産業保健に役立つ形でそれぞれの第一人者に執筆いただきました。内容は実践的で、みなさまの明日からの産業保健活動に役立つことは間違いありません。この特集がみなさまの専門性を高めるための越境学習のきっかけになれば幸いです。
プランナー江口 尚(産業医科大学)
■インクルーシブ・リーダーシップ:多様な従業員の主体性を引き出すリーダーシップ
森永 雄太(武蔵大学)・麓 仁美(松山大学)
■人的資源管理:管理職は人事施策の「意図」をかたち創るメッセンジャー
西村 孝史(東京都立大学)
■組織開発:メンバー自身が組織を理解し主体的に発展・改善に取り組む
北居 明(甲南大学)
■産業保健スタッフに求められるモチベーション
池田 浩(九州大学)
【連載】
□相手も自分も安心できる面談の方法メンタル不調者へのアプローチ
□リスクアセスメントが肝心! 業種別 腰痛の予防と対策
□駆け出しだからこそ伝えたい!産業保健分野の歩き方
□元気が出る! 1人職場通信
□法令を知って「見る目」を育てる 特殊健康診断の法令解釈
□今こそ伝えたい わたしが考える産業看護の魅力