【第1特集】
知識のおさらいとアップデートが必要です
自律的化学物質管理における産業看護職の役割
2021年7月に「職場における化学物質等の管理のあり方に関する報告書」が公表され、職場における化学物質管理は自律的な管理へと大きく転換されることになりました。看護職が化学物質管理に直接関わる機会は多くはありませんが、労働者の健康を守るための法令改正を十分に理解し、看護専門職として貢献することは重要です。本特集では、法令改正の背景や目的、内容、産業保健専門職の役割を解説し、看護職が今後どのように関与していくべきかを探ります。
プランナー 中谷 淳子(産業医科大学)
■総論:化学物質の「自律的管理」への転換とは
大前 和幸(慶應義塾大学)
■特殊健康診断はどう変わるか
加部 勇(株式会社クボタ)
■作業環境管理はどう変わるか
宮内 博幸(産業医科大学)
■化学物質の自律的管理と安全衛生教育
藤河 研次郎(株式会社神戸製鋼所)
■自律的化学物質管理における専門職の役割とチームにおける役割
神津 進(HOYA株式会社)
【第2特集】
産業看護職はどこまで、どう関わるか
両立支援 悩みに悩んだ事例集
今や両立支援を経験した産業看護職は少なくないでしょう。両立支援のケースは千差万別で、パターンに当てはめて解決を図ることは非常に難しいと言えます。当事者の話を聞くことはできても、適切な解決策をすぐに提供できるとは限りません。どこへどうつなげばよいか、看護職としてどこまで支援に踏み込むべきか、実際の経験と、そこから得た知を覆面座談会の形で共有していただきます。
プランナー 東川 麻子(株式会社OH コンシェルジュ)
■覆面座談会
両立支援:産業看護職はどこまで、どう関わるか
【連載】
□今こそ伝えたい わたしが考える 産業看護の魅力
□相手も自分も安心できる面談の方法 メンタル不調者へのアプローチ
□リスクアセスメントが肝心! 業種別 腰痛の予防と対策
□駆け出しだからこそ伝えたい! 産業保健分野の歩き方