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トップページ 産業保健と看護 産業保健と看護 別冊『メンタルヘルス対応を円滑に進める 適切な「設定」の組み立て方―本人・主治医・職場のくい違う意見をまとめる!』発売のお知らせ

産業医や保健師、管理職の方々では、「メンタルヘルス不調の社員と職場、産業保健スタッフと主治医など、関係者の意向がまとまらず対応が進まない……」、「メンタルヘルス対応が苦手」、さらに面接スキルに自信が持てず「この対応でよいのだろうか?」「これが最善だったのだろうか?」といった不安を感じたり、悩まれたりすることも多いのではないでしょうか。

本書では、この意見が一致しない状況をまとめていく業務に「設定」という名前をつけて解説しています。この「設定」という視点を持つことにより、対象者本人との面接だけでは見えにくかった、本人、職場、主治医といった多くの関係者が関わる中での全体の流れや支援の枠組みが整理されていきます。

設定スキルをどのように身に付け、どのように現場で活かしていくのか、具体的かつ相互に納得感のある支援方法が徹底解説されている一冊となっています。

■書籍概要

書籍タイトル

産業保健と看護 別冊
メンタルヘルス対応を円滑に進める
適切な「設定」の組み立て方
本人・主治医・職場のくい違う意見をまとめる!

著者

楠本 朗

株式会社産業メンタルバランス 代表取締役
精神科専門医 産業衛生専門医


価格

3,740円(税込)

  • 発行:2025年12月 
  • サイズ:A5判 152頁
  • ISBN-13:978-4-8404-9086-3


■目次

第1章 設定がなぜ必要なのか
1 プロローグ
2 何が問題?
3 事例性と疾病性
4 線引き・枠決めの明確化
5 主治医への診療情報提供依頼書
6 主治医の返書
7 設定のキモである線引き・枠決め
8 設定の仕切り直しのタイミング


第2章 設定とシステムの違い
1 うまくいった個別対応(設定)を一律対応(システム)へ
2 システム化できないか
3 システム化すると困るケース
4 行動療法的アプローチ①
5 行動療法的アプローチ②
6 どこまでシステム化するか


第3章 主治医と方向性を合わせる
1 就業規則にない復職設定
2 線引き・枠決めについて主治医に説明する
3 一方的に決めつけられた内容の診断書
4 客観的事実と主観的事実


第4章 社内スタッフ間の分裂を防ぐ
1 設定と違う対応をするスタッフ
2 「まあいいか」で亀裂から分裂へ
3 逃げる産業医
4 学習課題は何?


第5章 設定スキルのトレーニング
1 メンタルヘルスケアにおける3つの業務
2 設定スキルとは
3 設定スキルの学習法
4 求められるアートの要素

第6章 メンタルヘルス対応の3管理
1 3管理
2 メンタルヘルス対応の3管理とは
3 ナレッジマネジメント
4 莫大なコストがかかる3管理
5 「態度」という学習課題
6 インストラクショナルデザインという学問
7 エピローグ