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トップページ 産業保健と看護 『産業保健と看護』16巻6号発売のお知らせ

【第1特集】

いま何が問題?どう対応する?
在宅勤務者の健康管理

在宅勤務は都市部の多くの企業で標準的な勤務形態となり、一定程度定着傾向にあるとされています。労働者にとって通勤時間の削減や勤務地の自由度が高まることや育児や介護と仕事の両立を可能とし、ワークライフバランスを保てるなどのメリットがある一方、コミュニケーションの難しさ、孤独感の高まり、生活習慣の乱れ、労働実態や健康状態などが見えづらいなど支援が難しいと感じている産業保健看護職も少なくないと思われます。在宅勤務の継続で生じやすい課題やリスクを知り、解決の方法を探りましょう。


プランナー 中野愛子(株式会社日立製作所人材統括本部システム&サービス人事総務本部 京浜地区産業医療統括センタ産業保健科長)


〈総論〉

■在宅勤務の拡大と定着が労働者に及ぼした影響

大河原 眞(産業医科大学)

■どう解決する? 生活習慣の乱れ

久保 善子(共立女子大学)

■どう解決する? テレワークとメンタルヘルス

近野 祐介(ペディ汐留こころとからだのクリニック)

■どう解決する? VDT 作業に伴う健康問題

松垣 竜太郎(産業医科大学)

■オンライン保健指導の実践と課題の解決策

石丸 知宏(産業医科大学)

【第2特集】

元気な職場をつくりたい!
従業員の体力アップに役立つ最新情報

本特集は、研究の知見を活かした最新の体力アップの取り組みを紹介し、産業保健現場で活用するヒントにしてもらいたいと思い企画しました。運動に関する生活習慣の改善は喫緊の課題であると言えますが、運動をしたいと思っていてもなかなか始められない、続かないという労働者が多いのが実情だと思います。しかし人生100年時代を健やかに生きるために運動は欠かせません。健康経営や労働力の確保の観点においても運動は重要な取り組みになりますので、本特集を参考にしていただけますと幸いです。


プランナー 久保 善子(共立女子大学 看護学部 地域・在宅看護学 准教授)


〈総論〉

■産業保健の現場に体力科学研究の成果を

松尾 知明(労働安全衛生総合研究所)

■職場における効果的な健康管理:新しい心肺持久力評価ツールの提案

蘇 リナ(労働安全衛生総合研究所)

■心肺持久力評価ツールを社会へ:企業との取り組み紹介

村井 史子(労働安全衛生総合研究所)

■身体活動に着目したエイジマネジメントの取り組み

栗木 美幸(ブラザー工業株式会社)

■職場内運動室を設置して従業員の体力アップ!最新の事例紹介

藤井 悠也・和田 彩・甲斐 裕子(明治安田厚生事業団 体力医学研究所)

【連載】

□今こそ伝えたい わたしが考える産業看護の魅力

□元気が出る!1人職場通信