【第1特集】
不調が「問題」になる前に
プレゼンティーズムへのアプローチ
本特集はプレゼンティーズムの研究知見と現場での取り組みを紹介し、産業看護職として何ができるのか、考えてみたいと企画しました。プレゼンティーズムは企業にとって「可視化されづらい損失」ともいわれています。心身に不調を来している状態であっても、従業員が出勤するのはなぜでしょう。不調が問題になる前に、プレゼンティーズムを改善するためにどう対策を進めていけばよいのか、そのヒントを探りましょう。
プランナー 三木 明子(関西医科大学)
■産業看護職がおさえておきたいプレゼンティーズムのポイント
吉田 麻美・三木 明子(関西医科大学)
■プレゼンティーズムを改善するための対策
藤野 善久(産業医科大学)
■睡眠やメンタルヘルス不調の問題とプレゼンティーズムの関係
鎌田 直樹(富士電機株式会社/北里大学)
■職場における「ごちゃごちゃした課題」にプレゼンティーズム調査で立ち向かう
酒井 洸典(住友電気工業株式会社)
■プレゼンティーズムへの取り組み:実際にどのように把握、評価を行い 課題解決と職場環境改善につなぐか
加藤 京子(公益財団法人 東京都予防医
【第2特集】
連続企画 学会へ行こう!②
自分にも会社にもメリットがいっぱい!
学会参加のハードル攻略大作戦
学会に参加することは、産業保健看護職にとって学びや楽しさに満ちています。実務に活かせる知識やスキル、同じ産業保健看護職とのネットワーク、そして旅の楽しさもあります。本特集では、現場の産業保健看護職から学会に参加するためのさまざまなアイディアを寄稿していただきました。ぜひ参考にしていただき、これまで参加したことがなかった方が学会参加の一歩を踏み出したり、学会参加をより充実したものにしていただければ幸いです。
プランナー 五十嵐 侑(産業医科大学)
■企画コンセプトの説明と参加を検討するべき学会2024年版
五十嵐 侑(産業医科大学)
■企画書の書き方、予算の取り方と学会参加の意義
井本 ひとみ(九州労働金庫)
■学会参加中の過ごし方と産業保健活動への活用
藤井菜々子(JSR株式会社)
■学会参加までの流れと報告書の書き方
日笠 ちはる(ブラザー工業株式会社)
■初めての学会参加体験記
鈴木 香里(株式会社IHI原動機)
■第97回日本産業衛生学会 交流イベントのご紹介
片山 梨沙(産業保健職とつながる会)
【連載】
□今こそ伝えたい わたしが考える産業看護の魅力
□リスクアセスメントが肝心!業種別 腰痛の予防と対策
□相手も自分も安心できる面談の方法メンタル不調者へのアプローチ
□駆け出しだからこそ伝えたい!産業保健分野の歩き方
□元気が出る! 1 人職場通信