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トップページ こころJOB セミナー・書籍 こころJOB Books|心のケアにたずさわる人が知っておきたい精神系のくすり

82薬の特徴がレーダーチャートでまるわかり

精神科治療の重要な柱である薬物療法について「どうしてこの薬を投与するの?」といった基礎から解説。精神療法やカウンセリングと組み合わせることでどういった効果が考えられるかも紹介する。病院で働くスタッフだけでなく、心理的なケアにかかわるすべての人に必携の書。


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本書の特徴
★公認心理師・臨床心理士をはじめ心理職が知っておくべき内容も収載!
★薬剤の特徴がレーダーチャートで“見て"わかる!
★豊富な症例紹介で、臨床現場がイメージできる
★「精神科の入院形態」「ベンゾジアゼピン系薬剤の弊害と有益性」などコラムも多数収載
★精神科のくすりだけでなく、よく併用される抗パーキンソン病薬、胃薬・便秘薬などについても紹介!

書誌データ
・価格:2,970円(本体2,700円+税)
・発行:2022年1月
・サイズ:B5判 192頁
・ISBN-13:978-4-8404-7592-1

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序文より

薬剤について知ることはなぜ必要?

本書は、心のケアにたずさわる人が知っておきたい「精神系のくすり」に関するガイドブックです。看護師・心理職・精神保健福祉士など広くメディカルスタッフの方々が、精神系の薬について少しでも理解を深めることで、より良い支援が実践されるようになればと願い、制作しました。

公認心理師・臨床心理士をはじめとする心理職の方が日々カウンセリングしているクライエントのなかには、精神科に通院し、薬を内服されている方も少なくないでしょう。処方されている薬を知ることで、そのクライエントの心の病気をより良く理解できるようになります。さらにはその方の対人関係のあり方や性格まで探ることができるかもしれず、こうした知見が日常の心理臨床活動に還元されるはずです。また、訪問ケアを行っている看護師やケースワーカーの方のなかには「この患者さん、普段は元気に見えるのに、なぜこんなにたくさんの薬を飲んでいるのだろう?」と疑問をもつ方も少なくないはずです。

本書では、第1章で「精神系のくすり」に関する基礎知識を紹介します。心のケアにたずさわる人に知ってほしい「脳と心」を理解するためのエッセンスも盛り込みました。第2章では、現在、日本では多剤併用が問題になっており、薬を欲する心理や薬を処方する側の心理をマンガも交えて紹介しています。第3章では、現在精神科で処方される主要薬剤をほぼすべて盛り込み、それぞれの薬剤について特徴を列挙しました。臨床場面における実用的な事項も織り込んでおり、実際に薬を処方している精神科研修医や精神科以外の医師の診療にも役立ちます。第4章は、心に直接的に働く薬ではありませんが、精神科で併用される薬剤をピックアップしました。

本書により、読者のみなさんの「精神系のくすり」の理解、さらには、心の病気・精神疾患への理解が深まり、心のケアの実践の向上に活用していただければと願っています。

2021年11月
九州大学大学院 医学研究院 精神病態医学 准教授 加藤隆弘

編集担当より

公認心理師、臨床心理士などの心理職において、まとまって医学的な知識や薬剤に関して学ぶ機会はあまり多くなく、これから公認心理師が医療分野に限らず活躍していくための一冊として本書を企画いたしました。

医学的な内容が少し多めとなっているかもしれませんが、各薬剤の特徴をレーダーチャートで示すなど、感覚的に理解できる部分も盛り込みました。日々のカウンセリングや自己研鑽にどうぞお役立てください!

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