新入学・新入職の皆さん、新たな職場に移られた皆さん、そしてそれを迎える立場の皆さん、お待たせしました! 3年に1回の新年度目玉特集がやってまいりました。前2回の松岡隆先生(昭和大学)の後を引き継ぎ、今回は私、成瀨が企画させていただきました。“イマ”の“ナマ”の話題をその“ママ”お届けする内容で、学術論文のように相手に突っ込まれないためのメンドクサイ言い回しは一切なく、話題のキーワードを端的に理解することのできる特集です。ターゲットは若手からベテランまで全ての助産師と産科看護師、助産学生、そして専攻医の皆さんです。「明日からの助産ケアに生かせる!」とありますが、明日と言わず、今、夜勤や当直中にこれを読んでいるあなたが1時間後に妊産婦さんに質問されてもこの知識で答えられればとりあえず困らない、そんな内容になっていると思います。
この特集は各項目の分量が少なく、読むほうにとってラクで良いのですが、正直に言うと書くほうにもプレッシャーが少なくて済みます。内容が軽いという意味ではなく、必要な内容を鋭い切り口で示すことができます。そこで書き手にも、長い論文を書き慣れた大物ばかりでなく、新たな視点や現場の目線を鮮やかに示してくれるメンバーを選ばせていただきました。読者の皆さんがもしそれぞれのテーマに興味をお持ちいただけたなら、さらに掘り下げて学んでいただくと良いでしょう。今後への新たな学びにつながる機会となれば幸いです。
プランナー
獨協医科大学
産科婦人科学教室主任教授
成瀨勝彦
本記事は『ペリネイタルケア』2023年4月号特集扉からの再掲載です。