MENU
新規会員登録・ログイン
トップページ 新生児・小児/助産/ウィメンズヘルス Cure&Care&Nursing 【特集】これならできる!「実現可能」な保健指導ー教科書には載っていない|ペリネイタルケア2026年6号|五十嵐稔子|PerinatalCareクローズアップ|#049

 多様性の時代と言われて久しく、妊婦や家族を取り巻く背景や生活の在り方は、これまで以上に多彩な様相を呈しています。妊娠・出産後も働き続ける女性が増加し、男性も家事・育児を自らの役割として担うことが求められるようになりました。育児休業の取得率も上昇しつつありますが、その分担の形は家庭ごとに異なり、「一般的」と想定される家族像はもはやひとつではありません。個々の価値観を尊重した生活スタイルが広がる一方で、基礎疾患を有するハイリスク妊娠や偶発合併症を抱える妊婦、無痛分娩を希望する妊婦は増加の一途をたどっています。
 こうした多様化する状況で、助産師は日々、さまざまな背景を持つ妊婦と向き合うことになります。その出会いの中には、ときに戸惑いや迷いを覚える場面もあるのではないでしょうか。
 保健指導においては、対象者の状況や価値観を的確に理解し、個別性に応じた内容と伝え方を工夫することが不可欠です。さらに、どのような指導がどのように対象者の反応に結びつき、行動変容を促すのか―その過程を理論的に捉え、活用していくことも重要な視点となります。
 本特集では、こうした基礎的知識を踏まえつつ、「これならできる」「実現可能」な保健指導をテーマに、さまざまな対象者に応じて取り組みやすい具体的な工夫を、執筆者の皆さんにご紹介いただきました。多様化するニーズに寄り添いながら、妊婦や家族にとって意味のある支援を届けるための一助となりましたら幸いです。


プランナー

奈良県立医科大学大学院 看護学研究科 教授
五十嵐稔子



本記事は『ペリネイタルケア』2026年6月号特集扉からの再掲載です。

➡︎妊婦さんにそのまま渡せる!簡単レシピ集のダウンロードはこちらから