新生児の循環血液量が体重当たり10%程度であるということは、NICUナースの皆さまならご存知でしょう。すると、血液は大脳とほぼ同じ重量がある、カタチを成さない臓器であるとも考えられます。
では、新生児死亡の第4位が出血性障害および血液障害である※というのはご存知でしょうか? 血液を要因とする疾患で亡くなる新生児は多い、という印象は、皆さまお持ちの通りです。しかしながら、新生児期のすべての臓器・組織は成熟過程にあり、また、新生児期の血液機能や疾患は十分に解明されていないのが現況です。
本特集は、本誌では初めてとなる、新生児の代表的な血液疾患に焦点を当てた特集です。新生児の血液疾患を学ぶ読者(初学者)、あるいは苦手意識を持っている読者向けに、押さえておくべきポイント(基本事項)を徹底解説します。
※令和6 年(2024)人口動態統計より[2026.1.6]
プランナー
九州大学 環境発達医学研究センター 特任准教授
落合正行
本記事は『with NEO』2026年2号特集扉からの再掲載です。
➡連載『新生児医療の手技とケア:徹底シリーズNICU 図鑑』の動画を見る