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トップページ 新生児・小児/助産/ウィメンズヘルス Cure&Care&Nursing 【特集】無痛分娩のリアルを知りたいQ&A 21ー助産師の腕がためされるとき!|ペリネイタルケア2026年2号|田辺けい子|PerinatalCareクローズアップ|#045

 無痛分娩は近年、わが国でも広がりを見せていますが、その理解は「痛みを和らげる医療技術」にとどまりがちです。しかし、本質は、母児の安全を前提としながら、女性が主体的に選択し、納得できる出産体験を実現することにあります。その過程において、助産師の専門的知識と実践力は不可欠であり、ときに「腕がためされる瞬間」となります。
 本特集「無痛分娩のリアルを知りたい Q&A 21」では、現場で中堅・ベテラン助産師が直面する疑問を21項目に整理し、各分野のエキスパートが実践的かつ根拠に基づく回答を寄せました。妊婦・産婦・褥婦の気持ちや意思決定支援などの心理社会的側面に焦点を当てた「こころのリアル」、分娩進行や胎児・新生児への影響、硬膜外カテーテル管理やピーナッツボール活用といった臨床技術に迫る「からだのリアル」、さらに教育や制度的環境を扱う「無痛分娩:周辺状況のリアル」の三部で構成されています。
 これらのQ&Aを通じて、読者の皆さんは単なる知識の更新にとどまらず、「助産師として何を見極め、どう関わるべきか」を多角的に学ぶことができます。心理支援と技術支援を統合し、より安全で満足度の高い出産を支える実践知を共有することは、無痛分娩のケアの質向上につながります。本特集が、助産師が臨床現場で直面する「リアル」に向き合う力を高める一助となることを期待しています。


プランナー

神奈川県立保健福祉大学大学院 准教授
田辺けい子



本記事は『ペリネイタルケア』2026年2月号特集扉からの再掲載です。

➡︎連載「姿勢と呼吸をととのえるガスケアプローチ」の動画はこちらから