人工呼吸器の換気モード、とっつきにくいですよね。何となくは分かっているけれど、「なぜこの赤ちゃんには、そのモードなのか」「モードによって、どんなことに気を付けてケアすればよいのか」、そういった質問をよく耳にします。さらに、呼吸管理中の基本的なケアについて、もっと詳しく知りたいという声も多いですね。
そこで今回は、前半で換気モードの特徴/モード選択の根拠やモードごとのケアの注意点について紹介し、後半で呼吸管理全般にかかわる赤ちゃんのケアについてまとめた特集にしました。この症状に適切なのはSIMVかSIMV+PSVか、HFOVはいつ使うのか、NAVAは・・・・・・? そんな人工呼吸器に対しての疑問を解消し、根拠を学べるような内容です。そして、これまでのように“呼吸管理中のケア”という大まかな内容ではなく、「挿管チューブ管理」「気管吸引」「ポジショニングと体位変換」など独立した項目立てにしているので、看護師がそれぞれのケアについてしっかり理解し、実践に生かせることが期待されます。
換気モードや呼吸管理中のケアについて理解が深まれば、もっと自信を持って赤ちゃんのケアに取り組めると思いませんか? ケアが充実すれば、赤ちゃんもご家族も、そして私たち医療者もきっとハッピーになれるはずです。本特集が、呼吸管理中の赤ちゃんやご家族、そしてかかわる医療者の皆さまにとって、少しでもお役に立てれば幸いです。
※本特集のモードや設定などの用語は、各執筆者の慣れ親しんだ表現に基づいて表記しています。
プランナー
東京女子医科大学附属足立医療センター 新生児科 臨床教授
山田洋輔
本記事は『with NEO』2026年1号特集扉からの再掲載です。