2022年8月20日に開催された「ぺリプリスペース」ではオススメの勉強法、国試対策、新人1年目の乗り切り方について、ペリネイタルケアプリセプターズのお二人と助産学生にお話しいただきました。スペースの対話をまとめた本記事が、少しでも皆さんの心の支えになりましたら嬉しいです。
【入職1年目のつらい時期をどう乗り越えるか?】
◆キャリーさん(病院勤務、実習指導助産師)
つらさの波が3つあり、1つ目は6月です。4月は中央と病棟の研修が混在し、白衣を毎日着る環境がストレスになると思います。その後、勤務時間の延長、夜勤開始、受け持ち患者数の増加、多重課題など緊張する時期が続きます。6月になり試用期間が終わる頃、疲れもピークになってくるのでこの時期にしっかり休養をとる意識をすることが大切です。
この時期を乗り切るとしばらく落ち着くのですが、入職半年ほどで2つ目の波がきます。できることが増える分、インシデントが多くなります。注意されたことを引きずりやすいので、インシデントへの向き合い方を考えることが大切です。
3つ目の波は1年目の終わりです。次の新卒さんが入ってくることで責任や焦りを感じます。助産学は奥深く長い時間をかけて学ぶことが多いので、1年目で区切る必要はありません。さまざまな業務を同時に覚える余裕のない状態は普通のことだと思うと、楽になると思います。朝起きて出勤できればOKという心持ちで頑張りすぎないでください。
◆まんまるさん(クリニック勤務助産師)
自分の経験でも、プリセプターをしていても感じるのが、節目ごとにくじけそうになること。数か月おきにつらさの波がくることを心構してつらくなる時期を予測しておくだけでも、心と身体の準備ができるのではないでしょうか。私も1年目は大変すぎて断片的な記憶しかないです。涙が出ないほどつらいことも、ご飯を食べず外出もしたくない時期もありながら、今はこうして働いていることができています。
◆suzuさん(助産師学生)
周囲の友達が職場の人間関係で悩みながらも頑張っているのを見て、自分も励まされています。私は実習がとても大変でやめたくなるときもあるのですが、今日いろんなアドバイスを聞いて、卒業できるようにしっかり頑張ろうと思えました。
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(協力:難波安衣子)
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