【はじめに】
こんにちは。「ぺリプリ(Perinatal Care プリセプターズ)」として活動している助産師のキャリーです。今日は新人助産師さんからよく聞く「何から勉強したらいいかわからない」「勉強したいけど、仕事で疲れて勉強する時間がない」というお悩みに対して、臨床の現場で実践できる「勉強法」と「勉強時間の工夫」をご紹介したいと思います。
【臨床現場で実践的な「勉強法」5 Step】
STEP 1|気になったキーワードをリスト化
その日の助産業務や受け持った妊産褥婦さんのケアを通して出てきた、知らない用語や疑問をメモに残しましょう。薬、疾患、処置、制度……どんなささいなことでもOK!
STEP 2|優先順位をつける
STEP 1でメモしたチェックリストを、優先順位をつけながら勉強しましょう。「全部覚えよう」とはせず、その日受け持った妊産褥婦さんの疾患や処置、次回必要な知識に絞ると効率的です。まずは緊急度と重要度の2つの軸で優先順位を考えましょう!
そもそも「優先順位をつけるのが難しいです」というお悩みをいただくこともあります。そんなときは、リストを先輩に見せて相談してみましょう! 相談することで、アドバイスをもらえるきっかけになるので、自分1人で課題に取り組むより学びが深まる可能性があります!

STEP 3|継続できるルールを設定する
「日勤の日は寝る前に15分だけ振り返る」など、自分が続けやすい方法を決めましょう!勉強ツールは書籍、ネット、動画など、続けられる方法なら何でも大丈夫! と私は思っています。
先輩に優先順位を相談するときに、どこから学ぶとわかりやすいか、勉強ツールについても一緒に相談してみると、オススメの書籍や動画を教えてくれるかもしれません。
また、シフトに合わせて勉強量を調整するのもオススメです!「毎日決まった時間に勉強できる」という方もいると思いますが、「日勤後はクタクタで勉強時間の確保が難しい」というお悩みをよく聞きます。日勤・夜勤・休日に応じて柔軟に勉強時間を設定するのはどうでしょう?
STEP 4|学んだらチェック!
チェックを入れることで成長が「見える化」され、自信につながります!
最初はリストが長くて、「勉強しても終わりが見えなくて、やる気が起きません」といった悩みも。だからこそ最初は無理のない範囲で大丈夫です。最初のころは、初めての経験が多いのでリストが長くなるのは当然です。ですが、継続していると次第にリストが短くなっていき、チェックの数が自信となって自分を支えてくれるようになります。
STEP 5|ご褒美で楽しく続ける
5個覚えたら好きなドリンク、10個で新しい文房具など、小さな楽しみを用意すると継続しやすくなります。

【おわりに】
医療職は新人時代を過ぎても学び続けることを求められるため、小さく続けるコツも合わせて紹介しました。
時には「できない自分」に落ち込むこともあるかもしれません。(私はいまだに落ち込むことがあります。笑)でも、一歩ずつ学んでいくあなたは、確実に成長しています! 一緒に少しずつ助産師として成長できたらうれしいです。
❤ペリプリ(Perinatal Care プリセプターズ)メンバー
助産師キャリー/アドバンス助産師
X(Twitter) Instagram