新生児の症状や所見を正確に見極めることは、新生児の命にかかわることで、医療者にとって極めて重要なスキルです。本特集では、新生児期に認めるさまざまな症状や身体的所見に焦点を当て、それらが示す可能性のある病態や疾患を解説いたします。
特集内容は、①新生児発作(新生児痙攣)とぴくつき(Jitteriness)、②新生児無呼吸発作と周期性呼吸、③努力呼吸と安定した呼吸、④症候性嘔吐と溢乳、⑤産瘤と帽状腱膜下血腫・頭血腫の5項目となります。これらの項目について、症状の違いをスライド形式で比較しながら示し、見極めのポイント・コツについて解説しています。
本特集は新生児に直接的にかかわる、小児科医・新生児科医・産婦人科医に加えて、助産師・看護師などのメディカルスタッフにとって、新生児の状態を正確に見極めるための学びとなる内容です。皆さまの日々の診療に役立つことを願っております。ぜひ、ご覧ください。
※本特集は、2024年8月23日(金)に開催するWEBセミナー『新生児の症状・所見の見分け方』と 連動した特集となっています。WEBセミナーにも、ぜひご参加ください!
プランナー
岡山大学大学院医歯薬学総合研究科
小児急性疾患学講座教授
鷲尾洋介
本記事は『with NEO』2024年4号特集扉からの再掲載です。
【特集と連動したWEBセミナー開催】ライブ配信(アーカイブ配信付)
CLoCMiP®レベルⅢ認証申請要件 必須研修:新生児のフィジカルアセスメントに該当!
新生児のフィジカルアセスメントの基礎知識から実際の事例への対応までを徹底解説
・バイタルサイン、State、全身観察、原始反射など、押さえておくべきポイントをイラスト・図を用いて解説
・実際の事例を通して、低血糖、母乳不足、脱水などの正常・異常の見極めポイントや具体的な対応が分かる
*本セミナーのテキストは、赤ちゃんを守る医療者の専門誌 with NEO(ウィズネオ)24年4号特集『新生児の症状・初見の見分け方』(7月10日刊行予定)を使用いたします。
<プログラム>
①新生児のフィジカルアセスメントの基礎知識
・新生児のフィジカルアセスメントのポイント
→出生前情報・母体の飲酒や服薬などの影響因子・新生児仮死・出生体重と在胎期間
・観察すべき項目とフィジカルアセスメントの実際
→バイタルサイン、児の行動分類(State)、全身観察(皮膚・頭部・顔面・頸部・胸部・腹部・外陰部・四肢)、原始反射
・注意すべき新生児の徴候と対応
→リスク因子(早産・低出生体重児、低血糖、呼吸障害、黄疸、体温異常、体重減少、ビタミンK欠乏性出血症)とそのメカニズム
②具体的事例を通した逸脱状況の予測と対応
・事例紹介
・逸脱状況の予測と対応
<講師>
鷲尾 洋介(岡山大学大学院医歯薬学総合研究科小児急性疾患学講座教授)
日時:2024/8/23(金)19時〜20時30分
受講料:3,000円(税込)
※with NEO(ウィズネオ)24年4号は受講料に含まれておりません。本誌もご希望の方は本誌付のセミナー〔5, 970円(税込)〕をお申し込みください。
申し込み締切:2024/8/22(木)
※予定数に達し次第 受付終了となります。
セミナー形態:ライブ配信(アーカイブ配信付)
※ライブ配信後、「オンラインセミナー」発売予定。当日参加できない方は、収録動画を視聴できる「オンラインセミナー」をお申し込みください!