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トップページ 新生児・小児/助産/ウィメンズヘルス Cure&Care&Nursing 【特集】保健指導のイマドキ事情とNew Standard-リモート指導にそのまま使えるスライド付き|ペリネイタルケア2023年2号|宮川祐三子|PerinatalCareクローズアップ|#003

イマドキの妊産婦の状況

 2021年、第1子の平均出産年齢は30.9歳と過去最高となり、40年前の第3子出産年齢を超えたと報告がありました(厚生労働省の人口動態統計より)。この母親たちの世代は“Y世代”と呼ばれています。次の世代は、今、よく話題となるZ世代です。デジタルネイティブで、物心ついたときからインターネットのある生活をし、情報の溢れた社会に生きています。「SNSを駆使し、多くの情報・多くの人々とつながっているが、真の友達はいない。世間体は気にするけれど、同時に個性も重視する多面性もある」と言われています。もちろん、個別性はあると思います。このような特徴があると言われている世代の妊産婦とつながるための効果的なコミュニケーションは、相手を尊重し、特徴を知り、伝わる言葉・方法で提示することだと思います。妊産褥婦に関わる私たち助産師を、信用度の高い“アプリ”と認識し、選んでもらうこと。そのためには、より多くの“アイテム”が必要ではないでしょうか?

イマドキの保健指導は、助産師が他職種・他分野とともに

 現在、チーム医療、多職種連携が重要であると言われていますが、妊産婦に対しても同じです。これまでと少し目線を変えて、助産師同士で話し合っていたことが他職種からはどう見えているのかを知り、連携し、イマドキの妊産婦さんにどう伝えるのがより効果的なのかを考えてみてほしいのです。また、地域で医療とは違う分野の方たちの知恵や技術を学んでいくことも今後の助産師に必要ではないか。そんな思いから、執筆者陣と内容を検討し、本特集を作りました。


プランナー

大阪母子医療センター 看護部長

宮川祐三子



本記事は『ペリネイタルケア』2023年2月号特集扉からの再掲載です。

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