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トップページ こころJOB 公認心理師クイズ(8)学習及び言語

Q1.古典的条件づけの説明として不適切なものを選択せよ。

A.レスポンデント条件づけとも呼ばれる
B.パブロフ型条件づけとも呼ばれる
C.古典的条件づけを用いて任意の対象に恐怖反応を形成することを恐怖条件づけと呼ぶ
D.オペラント(道具的)条件づけとも呼ばれる

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Dが正解です。古典的条件づけは、レスポンデント条件づけ、パブロフ型条件づけとも呼ばれるもので、無条件刺激と条件刺激を対呈示することで、条件反応を形成するものです。また、古典的条件づけを用いて、任意の対象に恐怖反応を形成することを恐怖条件づけと呼びます。

Q2.社会的学習理論と関連する用語として不適切なものを選択せよ。

A.代理強化
B.モデリング
C.観察学習
D.インプリンティング

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Dが正解です。社会的学習理論とは、アルバート・バンデューラ(Bandura, A.)を中心に概念化されたものであり、学習者自身に強化が与えられなくても観察学習により成立する学習をさすものです。また、モデルの行動を取り込むもので(モデリング)、モデルに与えられる賞や罰が学習に影響することを代理強化と呼びます。インプリンティングとは刷り込みともよばれ、動物の生活史のある時期に特定の物事がごく短期間で覚えこまれ、それが長時間持続する学習のことです。

Q3.失語との関連性が弱い用語を選択せよ。

A.ブローカ失語 
B.ウェルニッケ失語
C.健忘失語
D.緘黙(かんもく)

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Dが正解です。失語とは大脳半球の言語領野の損傷によって言語機能が障害を受け、種々の言語活動が困難になった状態をさします。一般的に、言語理解はよいが発語が困難な運動性失語(ブローカ失語)、発語は流暢だが言語理解が困難な感覚性失語(ウェルニッケ失語)、発語や理解はよいが適切な名称への喚語が困難な健忘失語、復唱が困難な伝導失語などが知られています。なお、緘黙は言葉を習得していて器質的障害が認められないにもかかわらず、言葉を発しない状態をさします。

Q4.乳児期の発声と言語理解の発達に関して、誤っている説明を選択せよ。

A.喃語とは、1歳頃に発せられる、意味のある言葉をさす
B.生まれて初めての発声を産声と呼ぶ
C.喃語とは、生後2カ月頃から始まり1歳頃まで続く、「あうあう」「えっえっ」など意味不明な発話で、一種の発声練習として捉えられている
D.1歳頃に発せられる、意味のある言葉を初語と呼ぶ

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Aが正解です。喃語とは、生後2カ月頃から始まり1歳頃まで続く、「あうあう」「えっえっ」など意味不明なもので、一種の発声練習として捉えられています。また、生まれて初めての発声を産声と呼び、それは酸素の吸入と二酸化炭素の排出の際に生じる反射的なものなので、伝達意図は持ちません。そして初語とは、1歳頃に発せられる意味のある言葉をさします。

 

■監修:長内優樹(Secondary, LLC)