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トップページ こころJOB 公認心理師クイズ(14)心理状態の観察及び結果の分析

Q1.任意での当事者や家族などからの依頼におけるアセスメントの実際として、不適当なものを選べ。

A.インテークにおいて当事者のニーズを把握し、必要な情報の聞き取りや行動観察などによる評価と今後の方針を検討する
B.心理的アセスメントは、所属する機関での支援が可能か検討することも含まれる
C.より適切な機関へ要支援者を紹介する際には、その機関へ心理的アセスメントの内容を的確に伝えることが求められる
D.診断をサポートするために、医師からの依頼で心理的アセスメントを実施することは禁止されている

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Dが正解です。診断をサポートするために、医師からの依頼で心理的アセスメントを実施することはあります。また、当事者や保護者などからの依頼で実施することもあります。

Q2.非行児童や児童虐待ケースなどに介入し、支援につなげるための心理的アセスメントとして不適切なことを選べ。

A.要支援者が、心理的支援を受けることへの動機が乏しい場合がある
B.第三者による児童相談所などへの相談や通告などによって支援につながる場合がほとんどである
C.まずは、生命の危険も含めた深刻な危険の有無を評価するためのリスクアセスメントが必須となる
D.当事者や家族のニーズの把握やさまざまな機関からの情報把握などを踏まえて、心理的アセスメントを行うことは禁止されている

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Dが正解です。非行児童や児童虐待ケースなどに介入して支援につなげるために、当事者や家族のニーズやさまざまな機関からの情報の把握などを踏まえ、包括的に心理的アセスメントを行い、必要な支援につなげることが望ましいとされています。

Q3.要支援者の全人的理解をめざし包括的なアセスメントを行う場合、不必要なものを選べ。

A.むやみに不必要な情報をうかがうべきではない
B.身体的側面の状態像を捉えるために、病気や疾病、生育状態、身体的特徴を把握するこが必要な場合がある
C.心理的側面の状態像を捉えるために、習癖や嗜癖を把握しようとすることは、プライバシーの保護の観点から禁止されている
D.社会的側面の状態像を捉えるために、人間関係、就学・就労状況などを把握することが必要な場合がある

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Cが正解です。要支援者の全人的理解をめざし包括的なアセスメントを行う場合には、心理的側面の状態像を捉えるために、知的側面、情動面、意識や注意、行動の特異さなどに加えて、習癖、嗜癖、趣味などを把握することが必要とされています。

 

■監修:長内優樹(Secondary, LLC)