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トップページ 新生児・小児/助産/ウィメンズヘルス Cure&Care&Nursing フィンランド・トゥルク大学病院の新生児看護|with NEO 2023年6号|一歩先行くファミリーセンタードケア|糸島 亮|#003

★トゥルク大学病院の新生児看護

動画では、トゥルク大学病院の新生児看護を紹介しています。トゥルク大学病院NICUの看護師にインタビューをしました。また、看護師の勤務だけでなく、病室や家族の様子も取り上げています。


★本文記事をすこし紹介

はじめに

Moi(モイ)! フィンランドの糸島です。前回は、フィンランドの周産期医療や、トゥルク大学病院の新生児医療について、その概要をお伝えしました。今回は、トゥルク大学病院の新生児看護について、特にファミリーセンタードケアの側面からご紹介します。

新生児病棟の看護体制

トゥルク大学病院の新生児病棟は、30床の病床に対して、登録されている看護師は現在84名です。加えて、夏季は休暇中の看護師を補うため、短期雇用の看護師(今年は計7名)もシフトに入ります。それ以外に、産後入院中の母親の対応のため、数人の助産師が他部署から派遣されて勤務に当たっています。受け持ち患者数は、赤ちゃんの重症度により異なりますが、看護師1名当たりおおむね1〜3人です。赤ちゃんが挿管管理中など綿密な看護が必要であれば、基本的に看護師の受け持ち人数は1人です。日本の標準的な人員配置と比べて、かなり余裕があるように感じます。
一般的な新生児看護の内容は、日本と大きく違いはありません。超早産児の生存率も、日本ほど高い成績ではありませんが、先進国の標準的なレベルにあります。

(続きは『with NEO』2023年6号をご覧ください!)


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